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耳鼻咽喉科処置の耳鼻咽喉科小児抗菌薬適正使用支援加算での厚生局の指摘事項(医科)、算定留意事項のコラムです。個別指導は弁護士にご相談下さい。

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保険診療での指摘事項(230):耳鼻咽喉科小児抗菌薬適正使用

医療機関への個別指導・監査に強い、弁護士の鈴木陽介です。

サンベル法律事務所は、全国からご依頼頂き、指導監査に対応しています。

個別指導・監査には、弁護士を同席させるべきです。まずはご相談下さい。


ここでは、医科の医療機関の保険診療に関して、耳鼻咽喉科処置の耳鼻咽喉科小児抗菌薬適正使用支援加算での指摘事項、算定要件、算定留意事項などについてご説明します。

ご説明は、厚生労働省の医療指導監査室の保険診療確認事項リスト(医科)令和6年度改訂版ver.1に基づいており、弁護士鈴木が適宜加筆修正等しています。最新の取り扱いではない可能性や、また、地域などにより運用等異なる可能性があることに注意が必要です。

なお、厚生局の個別指導、新規個別指導に臨む保険医である医師の方は、まずは以下のコラムをご覧いただくことをお勧めします。

【コラム】1 厚生局の個別指導と弁護士の同席

     2 厚生局の新規個別指導の手続き概要


耳鼻咽喉科小児抗菌薬適正使用支援加算での指摘事項


 1 耳鼻咽喉科小児抗菌薬適正使用支援加算の算定

急性気道感染症、急性中耳炎又は急性副鼻腔炎により受診した基礎疾患のない6歳未満の患者以外に対して算定している。

療養上必要な指導及び当該処置の[結果の説明・文書による説明内容の提供]を行っていない。

耳鼻咽喉科を担当する専任の医師以外が診療を行った場合に算定している。

インフルエンザの患者又はインフルエンザ疑いの患者に対して算定している。

【コメント】
耳鼻咽喉科小児抗菌薬適正使用支援加算について、係る施設基準で、薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン(平成28年4月5日 国際的に脅威となる感染症対策関係閣僚会議)に位置づけられた「地域感染症対策ネットワーク(仮称)」に係る活動に参加し、又は感染症にかかる研修会等に定期的に参加していることとあるが、地域感染症対策ネットワーク(仮称)に係る活動とは複数の医療機関や介護施設、自治体等と連携し感染予防・管理についての情報共有や研修の実施などを定期的に行うことであり、感染症に係る研修会等に定期的に参加していることについて研修会等とは小児科もしくは感染症に関係する学会や医師会等が開催する抗菌薬の適正使用に資する研修会等に1年に1回以上参加していることでなお病院においては保険医療機関内で行う抗菌薬の適正使用に資する研修会でも差し支えないがこの場合は当該保険医療機関以外の医師も参加対象とした研修会であることとされています。

また、「地域感染症対策ネットワーク(仮称)」に係る活動や感染症に係る研修会等には、耳鼻咽喉科を担当する医師が参加している必要があるとされていますので、留意が求められます。

参考:耳鼻咽喉科小児抗菌薬適正使用支援加算に関する留意事項通知(令和6年3月5日)
第9部 処置
<通則>
15 「通則8」に規定する耳鼻咽喉科小児抗菌薬適正使用支援加算は、急性気道感染症、急性中耳炎又は急性副鼻腔炎により受診した基礎疾患のない6歳未満の患者に対して、「J095」から「J115-2」までに掲げる処置を行った場合であって、診察の結果、抗菌薬の投与の必要性が認められないため抗菌薬を使用しない者に対して、療養上必要な指導及び当該処置の結果の説明を行い、文書により説明内容を提供した場合に、耳鼻咽喉科を担当する専任の医師が診療を行った初診時に、月1回に限り算定する。なお、インフルエンザの患者又はインフルエンザの疑われる患者及び新型コロナウイルス感染症の患者又は新型コロナウイルス感染症が疑われる患者については、算定できない。



厚生局の個別指導、監査に臨む医師、医療機関の方はお電話下さい。適切な対応を弁護士がアドバイスします。


医療機関・医師への指導、監査のコラム


厚生局による医療機関・保険医への個別指導と監査に関する弁護士のコラムです。
耳鼻咽喉科処置の耳鼻咽喉科小児抗菌薬適正使用支援加算での指摘事項、算定要件、算定での留意事項の他にもコラムがございます。
個別指導(医科)の際に、また日常の医院運営にご活用下さい。

 1 個別指導と監査の対応法

1  医療機関への厚生局の個別指導の対応法

 2 保険診療での指摘事項

1  指摘事項のコラム一覧

2  指摘事項(221):人工呼吸

3  指摘事項(222):覚醒試験加算

4  指摘事項(223):離脱試験加算

5  指摘事項(224):遠赤外線温熱療法

6  指摘事項(225):皮膚科軟膏処置

7  指摘事項(226):皮膚科光線療法

8  指摘事項(227):血腫、膿腫穿刺

9  指摘事項(228):導尿(尿道拡張を要するもの)

10 指摘事項(229):睫毛抜去

11 指摘事項(230):耳鼻咽喉科小児抗菌薬適正使用

12 指摘事項(231):扁桃処置

13 指摘事項(232):耳垢栓塞除去(複雑なもの)

14 指摘事項(233):消炎鎮痛等処置

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